「三菱地所レジデンス」様としては、11年振りに上幟町での物件ということもあって、気合が伝わってくるホームページになっています。
上幟縮景園。
実にいい響きですよね。
私のような庶民には手が出ませんが、公式ホームページの掲載情報を参考に、どのような物件なのか見ていきたいと思います!
※タイトル下の画像 縮景園から望む外観完成予想CG:画像引用公式ホームページ
物件概略
鉄筋コンクリート造・地上13階建て
総戸数45戸(募集対象外住戸の7戸を含む戸数)
広電白島線「縮景園前」電停まで徒歩3分
コーポ泉邸・駐車場跡地(中区上幟町1-7付近)
2026年3月引渡予定
立地・周辺環境
「上幟町(かみのぼりちょう)」は、都心の高級住宅地として知られる街です。
お買い物や交通便などは便利とは言えないエリアだと思うんですが、「上幟町」という地名のブランド力がかなり高いので、検討する方も大きな問題とはとらえていないように聞いたことがあります。
マンションが建つ場所ですが、え?ここ「上幟町」なの?という印象を抱かざるを得ない場所で、初めて見たときは私もちょっと驚いちゃいました。
家庭裁判所の道路向かいで「上幟町」の北の端。
「縮景園」の南に広がるエリアが「上幟町」だと思っていた私には、ちょっと違和感がある立地です。
しかし見方を変えると、「縮景園」を南に望むという贅沢極まりない希少な立地ではないでしょうか。
※現地周辺イラストMAP:画像引用 公式ホームページ
外観
公式ホームページの外観完成予想図を見るとコンクリート打ちっぱなしのように見えますが、実は手作業で塗る素材で仕上げているようにも見えます。
というのも。トップページのメイン画像の下、キャッチコピーの文字の背景に表現されているのが外壁の素材ではないかと思ったからです。
「三菱地所レジデンス」様の物件ですので単なる吹付ということはないと思います。
※外観完成予想CG:画像引用 公式ホームページ
間取り
横幅約8.1~9.9mの「ワイドスパン設計」を採り入れ、ここ最近では珍しい「逆梁工法&ハイサッシ」を採用しています。
10年以上マンションのホームページで妄想していますけど、この工法を見るのはいつ振りか覚えていないくらいです。
天井高は不明。
サッシの高さは通常よりも高さがあるハイサッシだと思うので、開放的な空間になると思われます。
一方で、勝手に心配しているのがバルコニーの狭さ。
本来バルコニーとする部分をリビングとして取り込み、窓を強調するレイアウトが今回のウリのようです。
※各階平面概念図:画像引用 公式ホームページでも、バルコニーが狭い・窓に深い庇がないので夏の日差しがよく入る(=暑い)ことから、実際に暮らす方にとっては不満のタネとなりかねません。
また、PLANページ掲載の「各階平面概念図」によると、バルコニーを通って隣接住戸に行くことができない設計であることが分かります。
避難経路は2方向確保が必要と聞いたことがありますので、ひとつが玄関から、もうひとつがバルコニーに設置された避難ハッチからとなるのでは。
角住戸は角っこのバルコニーに設置してあれば邪魔になりませんが、中住戸は、狭いバルコニーの中に避難ハッチが設置されると思われます。
お洗濯ものどうしましょ、と思うのはやはり庶民だからでしょうか。
その他
タワーパーキングからの車の出庫をスマートフォンで予約できるシステムはいいですね。
時間の節約になると思います。
現時点での講評
上幟町のイメージからかけはなれた立地ではありますが、何といってもアドレスは「上幟町」です。
順調に売れていくものと思われます。
また、ここ最近高くなり続けている建築費との兼ね合いで、どの程度の設備仕様になるのかは気になるところ。
見た目だけではなく、質感を含めて要チェックです。
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